キム・ナムギル プロフィール&出演作品

俳優

圧倒的な存在感と繊細な演技力で、観る人の心を掴んで離さない俳優キム・ナムギルさん。シリアスな役からコミカルなキャラクターまで自在に演じ分け、韓国ドラマ・映画界で確かな地位を築いてきました。今回は、そんな彼のプロフィールや代表作、デビューのきっかけから演技への情熱まで、たっぷりとご紹介します。

プロフィール

名前キム・ナムギル
김남길
Kim Nam-gil
生年月日1980年3月13日
出身地ソウル特別市
国籍韓国
身長184㎝
血液型AB型
家族構成両親、弟
ペット猫1匹
所属事務所GILSTORYENT

経歴

俳優キム・ナムギルさんは、ソウル特別市・江東区の古徳洞で、2人兄弟の長男として誕生しました。小学生から高校まで地元の学校に通い、幼い頃は俳優になる夢はまったく抱いていなかったそうです。テレビの中の芸能人たちを見ても、「自分とはまったく違う世界の人たち」と思っていたといいます。

そんな彼に転機が訪れたのは高校2年生のとき。友人と一緒に観たシェイクスピアの舞台『リア王』に心を打たれ、「自分もあの舞台で、観客と感情を交わし合いたい」と強く感じ、俳優を目指すことを決意します。

ご両親の反対もありながら、まずはソウル芸術大学の演劇科に進学。しかし家庭の事情から通学が難しく、アルバイト中心の生活となり中退。その後、明知専門大学に入り直すも、「体でぶつかりたい」と思い直し、自ら退学を選択。劇団「그리고(クリゴ)」に入り、舞台設営や裏方の仕事をしながら、少しずつ役をもらって俳優としての土台を築いていきました。

現実とのギャップに悩みながらも夢を諦めなかった彼は、劇団の先輩の勧めでテレビ局のオーディションを受験。最初は「自分は舞台の人間」と断るつもりでしたが、「もっと広い世界で挑戦してみたら?」という言葉に背中を押され、放送3社すべてに応募。その結果、2003年、MBCの公開採用31期に首席で合格し、注目の新人としてテレビデビューを果たします。

以降、テレビドラマや映画などさまざまな作品に出演し、誠実な演技と深みのあるキャラクター表現で確かな存在感を放ってきました。代表作には『善徳女王』のピダム役や、『赤と黒(原題:悪い男)』『医心伝心〜脈あり!恋あり?〜』などがあります。特にドラマ『熱血司祭』(2019年)では、破天荒な神父役を見事に演じ、視聴者から大きな支持を獲得。なんと同年のSBS演技大賞で、俳優としての努力と実力が評価され“大賞(グランプリ)”に輝きました。

地道な努力を重ねながら、一歩一歩キャリアを築いてきたキム・ナムギルさん。彼の真摯な姿勢と温かな人柄は、これからも多くの人の心を惹きつけ続けるはずです。

出演映画

  • ドント・ルック・バック(2006年)
  • 後悔なんてしない(2006年)
  • カン・チョルジュン 公共の敵1-1(2008年)
  • モダンボーイ(2008年)
  • 美人図(2008年)
  • The phone(2009年)
  • 愛の運命~暴風前夜~(2010年)
  • Hello, Mom(2013年)
  • パイレーツ(2014年)
  • 無頼漢 渇いた罪(2015年)
  • 花、香る歌(2015年)
  • パンドラ(2016年)
  • ワン・デイ 悲しみが消えるまで(2017年)
  • 殺人者の記憶法(2017年)
  • 殺人者の記憶法 新しい記憶(2017年)
  • 感染家族(2019年)
  • クローゼット(2020年)
  • ノンストップ(2020年)
  • 非常宣言(2022年)

出演ドラマ

  • 学校(1999年)
  • あんぱん(2004年〜2005年)
  • がんばれ!クムスン(2005年)
  • 私の名前はキム・サムスン(2005年)
  • 第5共和国(2005年)
  • グッバイ・ソロ(2006年)
  • 恋人(2006年)
  • 花咲く春には(2007年)
  • 私たちを幸せにするいくつかの質問(2007年)
  • 善徳女王(2009年)
  • 個人の趣向(2010年)
  • 赤と黒(2010年)
  • 最高の愛〜恋はドゥグンドゥグン〜(2011年)
  • サメ〜愛の黙示録〜(2013年)
  • 医心伝心〜脈あり!恋あり?〜(2017年)
  • 熱血司祭(2019年)
  • ワン・ザ・ウーマン(2021年)
  • 悪の心を読む者たち(2022年)
  • アイランド(2022年)
  • 盗賊:剣の音(2022年)
  • 熱血司祭2(2024年)
  • 悪縁(2025年)

まとめ

地道な努力と深い演技への探究心で、唯一無二の俳優へと成長したキム・ナムギルさん。これからどんな新しい姿を見せてくれるのか、ますます楽しみですね。今後の活躍にも注目しながら、彼が出演する作品をひとつひとつ大切に観ていきたいと思います。

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