ソウル出身の女優キム・ハヌル(1978年2月21日生まれ)は、1996年にモデルとして芸能界入りし、1998年の映画デビュー以来、ロマンティック・コメディの女王としての地位を築いてきました。『My Tutor Friend』(2003)、『Too Beautiful to Lie』(2004)、『Blind』(2011)などで確かな評価を獲得。テレビドラマでは『On Air』(2008)や『A Gentleman’s Dignity』(2012)、『18 Again』(2020)など多彩な作品で存在感を放つベテラン女優です。
プロフィール
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| 名前 | キム・ハヌル 김하늘 Kim Ha Neul |
| 生年月日 | 1978年2月21日 |
| 出身地 | ソウル特別市 |
| 国籍 | 韓国 |
| 身長 | 168㎝ |
| 血液型 | B型 |
| 家族構成 | 両親、弟 夫、娘 |
| ペット | ー |
| 所属事務所 | billions |
経歴
キム・ハヌルさんは1978年2月21日、ソウルに生まれました。「ハヌル」は「空」を意味し、ご両親と弟との4人家族として育ちました。幼少期から映像作品に興味を持ち、中学時代には女優を志すようになったというエピソードも伝えられています。
1996年にファッションブランド「Storm」のモデルとして芸能界デビュー。その後、1998年に映画『Bye June』で女優としての第一歩を踏み出し、1999年には医療ドラマ『Doctor K』で初の演技賞候補となりました。さらに同年、SBSのテレビドラマ『Happy Together』などにも出演し、着実にキャリアを重ねました。
2000年の映画『Ditto』で本格的にブレイクし、2001年のドラマ『Piano』では純粋で繊細な女性像を体現し、高視聴率を獲得しました。
2003年には『My Tutor Friend』でロマンティック・コメディの分野で大ヒットを記録し、翌2004年の『Too Beautiful to Lie』でもコメディジャンルのヒロインとして高い評価を得、「ロマンティック・コメディの女王」と称されました。
それ以降も、『Ice Rain』『Dead Friend』『Lovers of Six Years』など多彩な映画に出演し、演技の幅を広げ続けています。
2008年に放送されたドラマ『On Air』では、テレビ局の裏側を描く役柄で再び人気を博し、数々の演技賞を受賞。
2009年にはスパイ・ロマンティック・コメディ『My Girlfriend Is an Agent』が大ヒットし、興行的にも成功を収めました。
2010年には『Road No. 1』への出演や、2011年には視覚障がいの元刑事役を演じたスリラー『Blind』で、ゴールデン・ベル(大鐘賞)映画祭および青龍(ブルードラゴン)映画祭の最優秀女優賞をダブル受賞し、実力派女優としての地位を確立しました。
その後、2012年のドラマ『A Gentleman’s Dignity』、2016年の『On the Way to the Airport』、2017年にはミステリー映画『Misbehavior』やファンタジー大作『Along with the Gods: The Two Worlds』など、ジャンルを問わず幅広い役柄をこなしています。
2019年にはJTBCドラマ『The Wind Blows』に出演。2020年にはドラマ『18 Again』で高評価を博しました。
2021年にはIOKカンパニーと専属契約を結び、現在も精力的に活動中であり、韓国芸能界を代表する女優としての地位は揺るぎないものとなっています。
性格
公の場で詳細な性格分析はされていますが、キム・ハヌルさんのキャリアを見ると、「真摯で謙虚」「くれぐれも準備を怠らないプロ意識」の高さが浮かび上がります。モデリングから始まり、純粋な少女役からサイコロジカルなスリラーまで多彩な役を演じ分ける柔軟さと努力の継続性は、飾らぬ芯の強さを感じさせます。さらに温かみのある笑顔と落ち着いた佇まいからは、周囲に安心感と信頼を与える誠実な人柄が伝わってきます。幅広い人々に愛されるのは、その“自然体の優しさとプロ魂”の賜物でしょう。
MBTI
MBTIについては、公式な発表が存在しません。ただし、インターネット上の非公式な情報により、ISFJやINFJなどの内向的で思慮深く、感情を大切にするタイプがしばしば推測されています。例えば、整理整頓と自己管理を重視し、“空”(ハヌル)の名にふさわしい冷静さと優しさを併せ持った性格像から、そのようなタイプが当てはまるとの意見もあります。
しかし、本人の確かな言及がない限り、あくまで憶測として扱うのが妥当です。
趣味や特技
公式には詳細な趣味や特技は公表されていませんが、演技と向き合う姿勢から、演技分析や台本への深い没入、繊細な感情表現など、その「内面を探る力」が際立っています。また、長年にわたる女優活動を通して、身体表現や声の使い方が磨かれていることは容易に想像できます。さらに、美術や音楽にも理解がありそうな演じ方の上品さや、共演者やスタッフとの信頼関係を築く柔軟な姿勢も、演技活動の基盤となっているでしょう。
出演映画
- バイ・ジュン~さらば愛しき人~(1998)
- ドクターK(1998)
- リメンバー・ミー(2000)
- 同い年の家庭教師(2003)
- 彼女を信じないでください(2004)
- 氷雨(2004)
- 霊-リョン-(2004)
- 青春漫画〜僕らの恋愛シナリオ〜(2006)
- 6年目も恋愛中(2008)
- 7級公務員(2009)
- 楽園(2009)
- きみはペット(2011)
- ブラインド(2011)
- Married Women(2015)
- 私を忘れないで(2016)
- メイキング・ファミリー(2016)
- 女教師 〜シークレット・レッスン〜(2017)
- 神と共に 第一章:罪と罰(2017)
- スウィンダラーズ(2017)
出演ドラマ
- Happy Together(1999)
- 日差しに向かって(1999)
- 秘密(2000)
- ピアノ(2001〜2002)
- ロマンス(2002)
- ガラスの華(2004〜2005)
- 90日、愛する時間(2006〜2007)
- オンエアー(2008)
- ロードナンバーワン(2010)
- 紳士の品格(2012)
- 空港に行く道(2016)
- 風が吹く(2019)
- 18アゲイン(2020)
- キルヒール(2022)
まとめ
モデルとしてのスタートから20年以上にわたり、多くの名作とともに歩んできたキム・ハヌルさん。ロマンティック・コメディのアイコンでありつつ、『Blind』での衝撃的な演技、『On Air』『18 Again』での深みへと成長を続ける姿は、まさに揺るぎない実力派女優の証です。変わらぬ自然体の魅力とストイックなプロ意識を兼ね備えた彼女が、次はどのような役柄で私たちを魅了してくれるのか、期待が膨らみます。今後もその「空」のように広がる表現と真摯な演技で、多くの人々に感動と共感を届け続けてくれることでしょう。


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