数多くのドラマや映画、舞台作品で確かな存在感を放つ俳優・チェ・デフンさん。名作『悪の花』『怪物』『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』などの話題作に欠かせない名脇役として、見る人の記憶にしっかりと残る演技を届けてきました。近年ではNetflixやディズニープラスなどグローバルな作品にも登場し、ますます注目度が高まっている俳優の一人です。今回はそんなチェ・デフンさんのこれまでの歩みと魅力を、代表作とともにじっくりご紹介します。
プロフィール
名前 | チェ・デフン 최대훈 Choi Dae-hoon |
生年月日 | 1980年11月16日 |
出身地 | 慶尚北道 金泉市 |
国籍 | 韓国 |
身長 | 184㎝ |
血液型 | O型 |
家族構成 | 両親、姉二人 妻、娘 |
ペット | ー |
所属事務所 | ACE |
経歴
俳優としてのキャリアをスタートさせたのは、2002年の短編映画『塩サバ』への出演から。その後しばらくは舞台やミュージカルを中心に活動し、テレビドラマは主に1話完結の短編や朝ドラマが中心でした。そんな中、2017年頃から本格的にドラマ作品への出演が増え、以降はさまざまなミニシリーズに助演として登場し、いわゆる“多作俳優”としての存在感を発揮するようになります。
代表作としては、『各シタル』で演じたイ・ヘソク役、『六龍が飛ぶ』での若きチョ・マルセン役、さらに『愛の不時着』のユン・セジュン、『悪の花』のイ・ウチョル、『怪物』のパク・ジョンジェ、そして『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』に特別出演したチャン・スンジュン役など、印象に残る役柄を多く演じてきました。
2022年までは毎年のように多数のドラマに出演していましたが、2023年に入ると一時的に活動が減少。2023年には出演作がなく、2024年は特別出演のみにとどまっていました。
そんな中で大きな転機となったのが、2025年のNetflixオリジナルドラマ『おつかれさま(原題:폭싹 속았수다)』での活躍。この作品で彼が演じたのは“ハクさんおじさん”ことブ・サンギルというキャラクター。どこか情けなくて憎めない、絶妙な存在感で物語を盛り上げ、「この作品で再び黄金期を迎えた」と称されるほど、名脇役としての地位を確立しました。
しかもこのドラマ自体が韓国内外で「人生ドラマ」と呼ばれるほど大ヒットし、Kドラマの傑作との評価を得て、Netflixを通じて海外からの人気も獲得。その勢いのまま、第61回百想芸術大賞でデビュー後初の受賞を果たし、今後のさらなる活躍にも大きな期待が寄せられています。
出演映画
- 塩サバ(2002)
- スーパースター カム・サヨン(2004)
- ある日突然2話 – 4階(2006)
- 蝶に関する隠喩(2006)
- テロ,ライブ(2013)
- ルシッド・ドリーム(2017)
- 別れる決心(2022)
- 戦、乱(2024)
出演ドラマ
- うっかり興信所(2007)
- ドラマスペシャル:偉大なケチュンビン(2010)
- ドラマスペシャル:オペラが終わったら(2010)
- 愛してよかった(2010)
- ドラマスペシャル:ヨンドク女子シルム団(2011)
- ドラマスペシャル:イチゴアイスクリーム(2011)
- ドラマスペシャル:ソギョン市体育会構造調整ビハインドストーリー(2011)
- 韓半島(2012)
- 各シタル(2012)
- ビッグ〜愛は奇跡<ミラクル>〜(2012)
- 狂った愛(2013)
- ある別れ(2014)
- ドラマスペシャル:僕すぐ死ぬよ(2014)
- 私だけのあなた(2014)
- ホテルキング(2014)
- 母の選択(2014)
- 帰ってきたファン・グムボク(2015)
- 六龍が飛ぶ(2015〜2016)
- あなたは贈りもの(2016)
- そう、それが人生さ(2016)
- お父さんが変(2017)
- 帰ってきたポク・ダンジ(2017)
- 疑問の一勝(2017〜2018)
- マザー〜無償の愛〜(2018)
- 無法弁護士〜最高のパートナー(2018)
- 君も人間か(2018)
- 胸部外科(2018)
- 自白(2019)
- 緑豆の花(2019)
- 17歳の条件(2019)
- 18の瞬間(2019)
- ドラマスペシャル:ヒドゥン(2019)
- 愛の不時着(2019〜2020)
- 人間レッスン(2020)
- サンガプ屋台(2020)
- 悪の花(2020)
- ブラームスは好きですか?(2020)
- 怪物(2021)
- ラケット少年団(2021)
- ユー・レイズ・ミー・アップ(2021)
- メランコリア(2021)
- ドラマスペシャル:普通の財貨(2021)
- インサイダー(2022)
- 模範刑事2(2022)
- ウ・ヨンウ弁護士は天才肌(2022)
- 千ウォンの弁護士(2022)
- カーテンコール(2022)
- 世子、魅惑された者たち(2024)
- 地獄から来た判事(2024)
- トリガー(2025)
- ボクスン、だまされたな(2025)
- プロボノ(2025)
- 再婚皇后(2026)
- ザ・ワンダフルズ(2026)
舞台・ミュージカル
- ゴドーを待ちながら(2004)
- 幻想童話(2006)
- 熱海殺人事件(2007)
- 幻想童話(2007)
- ある事件(2007)
- 幻想童話(2008)
- マイ・ファースト・タイム(2009)
- キム・ジョンウクを探して(2009)
- 劇的な一夜(2011)
- ウェディング・スキャンダル(2012)
- オールモスト・メイン(2013)
- 幻想童話(2013)
- 女神様が見ている(2014)
- ミュージカル・ストーリーショー〜イ・ソクジュンとともに10周年〜(2014)
- 演劇熱戦5 – プライド(2014)
- メロドラマ(2014)
- 模範生たち(2015)
- 女神様が見ている(2015)
- 蜘蛛女のキス(2015)
- 報道指針(2016)
- カサ・バレンティナ(2016)
- ベヘモス(2017)
- ハツカネズミと人間(2018)
まとめ
どんな役でも自然体で演じ、作品に深みを与えてくれるチェ・デフンさん。名バイプレイヤーとして愛されながらも、近年では主演級の存在感を放つことも増え、今後のさらなる活躍がとても楽しみです。これからもドラマや映画でどんな“顔”を見せてくれるのか、心から期待しています!
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